2017.09.17 日.
RubyKaigi2017前夜祭に参加しました!
毎年開催されているRubyKaigiに初参加してまいりました!今回の開催地は広島!台風接近という悪天候の中、前乗りして、RubyKaigi前夜祭から参加させていただきました!前夜祭では広島の観光スポットやグルメの紹介や、3人の方のLightning Talkもありました。その模様をレポートいたします!
INDEX
RubyKaigi初参加は広島!
ということで、前乗りして、RubyKaigi前夜祭から参加させていただきました!
当日は台風の影響で、福岡は朝からJRの在来線は前線運行停止、雨は横殴りの土砂降り。
駅にたどり着くまでの間、風で傘も壊れさしてる意味もなくびしょ濡れになりながら、幸い新幹線は動いていただので、台風から逃げるように飛び乗り広島へ!
博多から1時間半ほどで到着。
なぜ今まで来たことがなかったんでしょう。
こんなに早く着くならまた気軽に来れそうです。
しかし、台風も追いかけるようにやってきており、駅を出ると、広島市内も雨脚が強くなっていました。
予約していた食事の店からも台風のためにキャンセルの電話が。
前夜祭も行われるのか、心配になってきました。
とりあえず宿に向かいますが、路面電車は広島らしい風景ですが、各駅停車なので、歩いた方が早いと地元の方がおっしゃってました。
方向音痴ですし、この雨の中、歩く勇気はありませんので迷わずヘイ、タクシー!
宿に荷物を置いて一息つき、土砂降りの中、意を決して会場に向かいます。
早く着きすぎてしまいました…。
今回のこの前夜祭のスポンサーである株式会社Speeeのスタッフのみなさんにご挨拶。
そうこうしているうちに海外からの登壇者の方々でしょうか、団体でご来場されて一気に活気が出てまいりました。
徐々に人も増えて来て盛り上がってまいりました。
あちこちで名刺交換やご挨拶をするみなさん。
私もたくさんの方々とご挨拶させていただきました。
RubyKaigi2017前夜祭スタート!
乾杯の声が響き、前夜祭が始まりました!
わらわらとみなさん各自お好きなものを飲んだり食べたり、しばしご歓談タイム。
お好み焼きなどの広島グルメが並んでいました。
台風の影響で広島市内のお店が閉まっている中、こういった場でその土地のものを食べれるのは、嬉しいことでした。
ほどなくして、広島の観光親善大使の方から、宮島や原爆ドームなどの観光スポットや、広島グルメについてのご紹介がありました。
最近の広島はもみじ饅頭やお好み焼きだけではなく、汁なし担々麺やまぜ麺などのB級グルメが人気なんだとか。
そして、しばらくして、3人の方のLightning Talkが始まりました。
Lightning Talk
RailsGuides as an OSS Gate (和訳: OSS入門としてのRailsガイド)
by YassLab 安川要平(Yohei Yasukawa @yasulab)
トップバッターはRailsチュートリアルを運営しているYassLabの安川要平さん。
(原著「Rails Tutorial」の著者は Michael Hartl 氏)
Railsチュートリアルといえば、Ruby on Railsを始めようという方は必ずと言っていいほどお世話になる、Web版が無料で読める教科書の代表といえる、ありがたいサイトですね。(解説動画や質問対応サービスなどの有償版も提供されています。詳細: https://railstutorial.jp/#screencast) 私も最初に勉強するときに大変お世話になりました。
「OSS Gate」という、オープンソースソフトウェア開発の参加者を増やしていくことを目的としたコミュニティーのご紹介でした。
OSS開発に興味はあるけど、どうやって、どこで参加すればいいかわからないし、自分なんかがそんなことできる自信がない、などと思っているエンジニアの方もたくさんいらっしゃると思います。
OSS GateではWorkshopやMeetupを開催したり、動画配信(http://bit.ly/oss_gate)を行なっており、経験者が未経験者をサポートし経験者にしていく活動を行なっているそうです。
エンジニアにとっての英語ーーOSS開発にはたくさんの方法があるけど英語がわからないエンジニアにとっては難しいですよね。
実際、RailsGuidesの翻訳からRubyコアコミッターになったという実例のお話から勇気をもらったエンジニアさんたちも少なくないと思います。
そして、前述のようにエンジニアの皆さんがネット上でお世話になっていたRailsチュートリアルやRailsガイドのPrinted Editionのお話。1000ページを超えるボリューム、たくさんのissue、翻訳の裏話など。
日本語から英語、そしてコードへと、少しずつコツコツやっていくこと、日々の積み重ねでいつのまにか、何かしらをやり遂げることができるというお話でした。
How to be a poet and a programmer at the same time
by Victor Shepelev(Зверёк @zverok)
次は、ウクライナのVictor Shepelevさんによる「How to be a poet and a programmer at the same time(詩人とプログラマーの両立方法)」という発表でした。
Victor Shepelevさんはプログラマーでありながら詩人でもあるという方で、プログラマとしては15年以上のプログラミング経験と10年のRubyプログラミング経験を持つそうです。
普通に考えて、詩は文系、プログラミングは理系とカテゴライズされると思いますが、プログラミング〝言語〟というくらいですし、コードの中でも起承転結や文脈などを理解することができなければ美しいコード、効率的でシンプルなコードが書けないですよね。その点では通じるものがあるかと思います。
詩人は多くの詩を読むことにより詩が熟練する、同じようにプログラマもコードをたくさん読むことによりいいコードが書けるようになる。決まった一つの答えがあるわけではなく、詩にもいろんな表現方があり、プログラミングにも色々なやり方があります。いかに自分なりの最良の詩やコードが書けるか。日々、詩とプログラミングに向き合うVictor Shepelevさんの詩に対する愛、プログラミングに対する愛を感じました。
「Ruby + Rails +Elasticsearch」
by LicaOka( LicaOka @LicaOka )
そして最後は、@LicaOkaさんによる「Ruby + Rails +Elasticsearch」という発表でした。
株式会社FiNCの検索システムがSQLベースだったみたいですが、Ruby と Ruby on Rails で Elasticsearch を使ったものに移行されたということです。
実はこのアプリ、私も使用したことがあります!
最近あまり歩いてないなぁと思ってたらAIから通知がきたり、歩いているときに姿勢が悪いとなぜわかった!?というタイミングで通知があるというものです。
SNSのような機能もあり、興味ある専門家からの情報もチェックできますし、一緒にダイエットを頑張ろうと言って始めた友達などの近況がわかるので刺激になったりとダイエットや体力作りにはとてもいいツールだと思います。
そのアプリの裏側でこんなことが行われていたんですね〜。
@LicaOkaさんの担当された部分は検索システムで、漢字を読み仮名で検索できないなどの問題があったそうで、ご自分でgemを作って解決をされたそうです。
開発中にトラブルはつきものですが、やはりこの開発でもそのようで、RubyでMeCabを使った場合の日本語の処理はRuby初心者には落とし穴もあり、意外に大変だということでした。
何気なく、検索機能を使っていましたが、これからは検索をするときに@LicaOkaさんのことを思い出してありがたく使わせていただきます。ありがとうございます。
歓談タイム
そして、歓談タイムは続きます。
時期的に広島優勝するかどうかのタイミングでした。カープ熱アツい方が…。
海外からのみなさん。
一緒のテーブルだったので一番お話ししたMai Nguyenさんと旦那様。
おみやげ
そして、そろそろお開きの時間となり、お帰りの方にお土産が配られました。
RubyKaigi2017オリジナルデザインの袋入りもみじ饅頭です。
ご歓談はまだ続いていました。
名残惜しいですが、明日に備えて宿に帰ります。
また明日からよろしくお願いします。
ご挨拶させていただいた皆さん、ありがとうございました。
また、前夜祭スポンサーの株式会社Speeeのスタッフのみなさんお疲れ様でした。
たくさんの方々とお会いすることができ、広島グルメも楽しめて、とてもいい時間を過ごすことができました。ありがとうございました!
外に出ると、雨も風も止んでいました。
台風騒ぎは一体何だったのでしょうか?
RubyKaigi2017当日が晴れてくれたらそれでOKですね!
(実際、翌日は快晴でした!)
RubyKaigi2017
RubyKaigi2017の模様は後日掲載いたします。お楽しみに!